大橋巨泉という存在感


大橋巨泉さんが亡くなった。私は自分が想像していた以上に衝撃を受けたことに驚いた。
とても不思議な存在だった。以前タモリさんについてブログに書きましたが、彼に受けた印象とは全く異質なものです。
 物心ついた頃からTVには巨泉さんがいた。とにかく凄い人というのは子供ながらに肌で感じていた。だから、画面を通して彼を観察していた。
とりわけて二枚目と言う訳でもない。が、どうしても視界に入る。タモリさんのような空気感はなく、圧倒的に存在感があるが、不思議と邪魔しない。彼でなければその空間が成り立たない唯一無二感がそこにはある。子供から見て、また、成人した自分から見ても「大人」であった。
 様々な流行語やヒット番組を生んだが、人に不快な思いをさせるのではなく、彼の番組を多くの人が見ることで、日本人が少し賢くなったような錯覚も感じた。
 さりげなく出てくる言葉の裏に物凄い知識と気遣い・強い意志が裏打ちされている稀有な存在でした。
 「巨泉のクイズダービー」・・今でも脳裏に鮮明に焼き付いている名台詞も、もう聞くことはできないのですね。  合掌

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