「祈り」


 皆様 あけましておめでとうございます。と、おめでたいはずの正月も、1日夕方に能登半島で大地震が発生しました。多くの方々が被災され、亡くなられた方、行方が分からない方も大勢いらっしゃいますし、幸い避難できた方々も不自由な生活を余儀なくされております。
 こんな時、私たちは何ができるのでしょうか?災害ボランティアに参加すること、募金すること、支援物資を送ることなどいくつか方法があると思いますが、一つ間違えれば迷惑となることもあります。
 今回「祈り」というタイトルにしましたが、私は「祈り」という言葉を大切に考えています。「祈り」とはWikipediaによれば「他者への想いを願いこめること」とあります。先ほどのいくつかの支援に対する行動も大切ですが、その行動には想いが込められてなければならないと考えます。ただお金を寄付すればいい、物資を出せばいいというのではなく、まずは「想い・祈り」があっての行動だと思います。一方でお金を寄付する余裕がない、現場にも行けないという方々も多くいらっしゃると思います。でも、被災された人々に想いを寄せることはできるのではないでしょうか?
 他者に想いを馳せたとき、自ずと行動にも変化が出てくるものと思います。支援ができなくても節電してみるとか、物を大切にするとか、北陸の産地のものを購入してみるだとか・・
 とても抽象的な話になってしまい申し訳ございませんが、今の世の中「祈り」の精神が足りていないように思えてなりません。本当にくだらない事件も多くなりました。今まで何度も書きましたが、すべて自分中心の物差しで動いているようですね。心にも余裕がないのかな・・ と嘆いても仕方のないことですが。
 とにかく今回の地震で亡くなられた方々のご冥福、行方不明の方々の早急の発見、被災された方々の健康と心の安寧、救助に携わっていらっしゃる方々の無事と安全を心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。


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