今年も有難うございました。

平成28年の当院の診療は12月28日に無事終了しました。昨日は大掃除をし、ようやく落ち着いたところです。今年も多くの出逢いがありました。
そんな中で、常連さん(当院では定期受診される方を常連と呼んでいます)の方々には大変お世話になりました。私が医師として常連さんの体の心配をするのは当然ですが、常連さんたちも私の体調などを気遣って下さり、元気を分けて下さり、中には色々な意味で私を護ってくださる方々もいらっしゃるのです。
医師と患者さんとしての関係というのは、人としての関係のごく一部にすぎず、また、たとえ疾患があったとしても、それがその人の全てではなく、ほんの一部・言い換えれば個性みたいなものなのだとつくづく感じますね。
全ての方々に感謝申し上げ、来年がみなさよい年でありますよう

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尿酸のこと

 先日、製薬メーカーのゴリ押しで富士・富士宮の開業医先生15人ほどの前で尿酸についての講演を致しました。講演にあたり、いろいろ尿酸について調べましたが、実に奥深いです。「尿酸が高い→痛風→プリン体カット」という単純なものではありません。尿酸は動脈硬化にも深く関わっていて、メタボリック症候群と密接に関わっています。実際に内臓脂肪を減らすと尿酸も下がるようです。また、果物に含まれる果糖からも尿酸は作られます。
 講演することは 人前で話すことが苦手な私にとっては できれば避けたいものですが、それに向けて勉強することは非常に有意義でした。
 たまたま偶然かもしれませんが、尿酸の講演の話が出てから、当院に高尿酸血症や痛風の方々が増えているのは何故でしょう?

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大橋巨泉という存在感

大橋巨泉さんが亡くなった。私は自分が想像していた以上に衝撃を受けたことに驚いた。
とても不思議な存在だった。以前タモリさんについてブログに書きましたが、彼に受けた印象とは全く異質なものです。
 物心ついた頃からTVには巨泉さんがいた。とにかく凄い人というのは子供ながらに肌で感じていた。だから、画面を通して彼を観察していた。
とりわけて二枚目と言う訳でもない。が、どうしても視界に入る。タモリさんのような空気感はなく、圧倒的に存在感があるが、不思議と邪魔しない。彼でなければその空間が成り立たない唯一無二感がそこにはある。子供から見て、また、成人した自分から見ても「大人」であった。
 様々な流行語やヒット番組を生んだが、人に不快な思いをさせるのではなく、彼の番組を多くの人が見ることで、日本人が少し賢くなったような錯覚も感じた。
 さりげなく出てくる言葉の裏に物凄い知識と気遣い・強い意志が裏打ちされている稀有な存在でした。
 「巨泉のクイズダービー」・・今でも脳裏に鮮明に焼き付いている名台詞も、もう聞くことはできないのですね。  合掌

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怒りの投稿  医療はそんなに簡単なものではない!!

私 怒っています。週刊現代に。
「この薬は飲むな」的な医療批判する記事を前面に出して、人々に不安を煽っています。
当院でも「週刊誌を読んで・・」と話をする人が増え、説明に時間がかかってます。
記事の内容は荒唐無稽とは言いませんが、0.1%以下の副作用を取り上げて、「危険だ!」と主張するものもあります。

医療というのはそれだけのことでしょうか?
それでは私たちは何のために診察をするのでしょう?
ただ薬を出すだけなら、医者の仕事とは言えません。当然です。
私達は想定される副作用に対して受診時に問診するし、血液検査も行い副作用のチェックも行っているわけです。それ以外にも色々な不調の訴えなども聞いたり、どういう対処法をするかなど一緒に考えるわけです。こういった医療をないがしろにしています。
批判記事を書いた医師たちの処方は一体どういうものでしょうね。

でもこういった記事が出る理由はあるわけです。
・とにかく健康に関することはTVでも何でも売れる
・現在の医療に満足していない人々が多い?
・ともすれば医療費削減を目論む人々の入れ知恵もあるのではと考えてしまいます。
例えば「トクホ」と呼ばれるものが良く売れるのと一緒です。
これらの問題は、これからも書いていく予定です。

とにかく、週刊誌側は売れればよい訳で、責任はとりません。困ったものです。
一つ言えることは、タイトルの通り、「医療はそんなに簡単なものではない」ということです。

 

 

 

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無事3年が経過しました

6月3日で当院が開院してから丸3年が経過しました。
薬剤師さんや製薬メーカー、医療機器メーカー、検査会社や卸業者さん方には多大なるご協力を頂いており 感謝申し上げます。
が、なにより当院へ通院して下さっている患者さん方。本当に有難うございます。
クリニックのカラーといいますか、雰囲気といいますか、それは私と職員だけでできるものではなく、患者さんという協力者が必要です。普段から定期的に受診されている常連さん始め、いい人たちが来られます。私も診させて頂く中で、患者さんに心が癒されたり、元気づけられたり、励まされたり・・どちらが診てもらっているのかと考えてしまうこともあります。
これからも 受診された患者さん・その家族の方々も含め、いい人生を送られるよう祈念申し上げ、3年の節目の挨拶とさせて頂きます。

 

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総合内科専門医を取得しました

今さらながらでお恥ずかしいですけど・・昨年試験を受け、無事合格しました。
私としては資格を取ったことよりも、試験に向けて腎臓・糖尿病など日頃診療している
分野以外の勉強をしなおしたことに意義があったと思います。
これで診療の幅が少しでも広がり、皆様のお役に立てるよう、頑張る所存です。

注)一人で抱え込むという意味ではありません。今まで通り、専門の先生方と連携して
診療しますが、よりよい「パス」が出来るよう、精度をあげていくつもりです。

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インフルエンザワクチン予防接種のススメ

今年もインフルエンザワクチン接種の時期になりました。当院でも接種を始めています。
今年のワクチンの特徴は、従来A型2種、B型1種の計3価ワクチンでしたが、今年からA型2種、B型2種の計4価ワクチンに変わりました。

「予防接種をしてもインフルエンザに罹った」とか「面倒くさい」「値段が高い」などを理由に接種されない方々も多くいらっしゃると思います。
しかし、ワクチンが開発されている感染症は有難いと思います。例えばエボラ出血熱などワクチンが開発されていない感染症も数多くあるのです。新しいワクチンが開発されると、皆さんは安堵されるでしょうが、ワクチンは接種しないと効果がありません。

「インフルエンザが流行しました」のニュースが季節の定番になるのは懲り懲りです。
ワクチンが開発されて、これだけワクチンが流通しているインフルエンザごときを
封じ込める・大流行を阻止することが出来なければ 未知なる感染症が現れても到底太刀打ちできず、多くの人々の命を奪うことでしょう。
まずは予防策をとることが大事ではないのでしょうか?

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当院を受診される際のお願い

当院では基本的に予約制をとらせて頂いておりますそれは、待ち時間を少なくするためです。体調がすぐれない場合は、その限りではありませんが、その際もご一報下さると有難いです。
特に、糖尿病・高血圧など慢性疾患で当院を初めて受診される方は、あらかじめ電話にて予約を取って下さい。慢性疾患の場合、最初が肝心で、そのため時間もかかるからです。「薬だけ出してくれればいい」と安易に考えている人もいるかも知れませんが、慢性疾患はそんなに甘くはないことを申し添えます。

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今年の花粉症は・・・

花粉症シーズンが始まっています。今年の花粉症の特徴として、眼の痒みを訴える人が多い印象です。今までくしゃみや鼻汁、鼻づまりだけだった人たちも「今年は眼が痒い」とのことです。
当院もアレルギー用の目薬を扱っています。と言っても、ステロイド剤のような強い薬は眼科さんへお任せしますが、
ちょっとした痒みの方は是非ご相談ください。

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花粉症、大丈夫ですか?

インフルエンザも落ち着いてきたと思えば、花粉症のシーズンが到来しました。当院へ受診された患者さんが、「花粉症も診てくれるのですか?」とか、
「専門医へ行くべきなんでしょうが・・」と話されました。
当院でも花粉症の治療は行っております。私自身25年来の花粉症患者であり、薬も飲んでおります。それ故、様々な情報も提供できると考えております。当院には喘息の患者さんも多数来られますが、喘息と花粉症は関連する点も多く、そういった病態の側面からも診させて頂いております。
花粉症でお困りの方、お気軽にご相談ください。

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