私 怒っています。週刊現代に。
「この薬は飲むな」的な医療批判する記事を前面に出して、人々に不安を煽っています。
当院でも「週刊誌を読んで・・」と話をする人が増え、説明に時間がかかってます。
記事の内容は荒唐無稽とは言いませんが、0.1%以下の副作用を取り上げて、「危険だ!」と主張するものもあります。
医療というのはそれだけのことでしょうか?
それでは私たちは何のために診察をするのでしょう?
ただ薬を出すだけなら、医者の仕事とは言えません。当然です。
私達は想定される副作用に対して受診時に問診するし、血液検査も行い副作用のチェックも行っているわけです。それ以外にも色々な不調の訴えなども聞いたり、どういう対処法をするかなど一緒に考えるわけです。こういった医療をないがしろにしています。
批判記事を書いた医師たちの処方は一体どういうものでしょうね。
でもこういった記事が出る理由はあるわけです。
・とにかく健康に関することはTVでも何でも売れる
・現在の医療に満足していない人々が多い?
・ともすれば医療費削減を目論む人々の入れ知恵もあるのではと考えてしまいます。
例えば「トクホ」と呼ばれるものが良く売れるのと一緒です。
これらの問題は、これからも書いていく予定です。
とにかく、週刊誌側は売れればよい訳で、責任はとりません。困ったものです。
一つ言えることは、タイトルの通り、「医療はそんなに簡単なものではない」ということです。